★私の選挙ふりかえり★(2015年7月記す)

2015年9月25日 17時41分 | カテゴリー: 活動報告

 
関わってくれた人たちに、いつか報告をしなければと思いつつ、すっかり遅くなってしまいました。応援していただいた皆様には、本当に感謝しています。そして期待にそえず、申し訳ありませんでした。

 昨年11月、生活者ネットワークから突然に依頼があり、本番まで僅か5ヶ月間という中で始まった選挙準備活動でした。
「現在4人いる議員を5人にしたいから新人が必要」と聞いていましたが、始まってみれば新人は2人。どういうわけか、現職の1人が選挙前に離党していました。いろいろ疑問に思いつつも、日々の活動に追われ、あっという間の5ヶ月間が過ぎました。

 選挙が終わって時間ができてから、いろいろな人の話を聞くことができ、世田谷・生活者ネットが二派に分かれ議論の只中にあったということを知りました。

 市民の政治改革を目的におく生活者ネットには、独自の3つのルールがあります。その第一が、所属議員の任期を2~3期ごとのローテーション(交代)制にすること。これにより議員の特権化を防ぎ、広範囲に参加者を求めることを目指しています。
それから第二に、議員報酬を市民の政治活動資金に充てること、第三に、選挙はカンパとボランティアで行うこと。

 もしもすべての政党の議員・無所属議員がローテーション制で、報酬も安く、誰でも本職の傍らに勤めことができる議会であれば、さぞ民主的な政治ができることだろうと思いますが、現実は生活者ネットだけがそれを行なっています。そうすると、どうしても他の議員と比べて不利なことが多い。
このことは、日本全国の市民ネットワーク運動でも、時々問題になっているようです。同じく市民運動としてヨーロッパで生まれた緑の党は、誕生から20年ほどでローテーション制を廃止してます(共同代表や推薦・公認制度など、一般の政党に比べて議員が固定化することを避けてはいますが)。

 世田谷ネットは、4年前に自民党に代わる市民派区長を誕生させ、かつてない強い立場になったことで、現職議員も応援団も、みんな本当に迷っていたようです。
これまで通り市民運動スタイルを貫くのか?

これを機会に普通の政党になるのか?
つまり、結果的には主張が通らなくとも、野党として議会の内外で自由に主張する道を選び、市民参加の裾野を広げていくべきか。それとも政権与党に入り、妥協や交渉を繰り返しながらも自分たちの政策を通していくべきなのか。

昨年夏より、何かのきっかけで、のグループに分かれ、ずっと話し合いを続けてきたけれど、なかなか結論は出ず、そんな中で迎えた4月の選挙だったようです。
私はグループから声をかけられ活動を始めたのですが、そのときグループの存在も知っていたら、、、と悔やまれます。ネット全体の総得票数は2000票近く伸びたと言っても、議席数は4⇒2へと半減。これは2つのグループで立候補者の調整ができず、5人立候補したことが原因だからです。

選挙にかかったお金はとても多額なので、市民のカンパを活かせず、とても残念です。そして私の名前を書いて下さった方々には、せっかくの票を活かせず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 選挙が終わっても、の論争は結局結論が出ず、何人かの人が諦めてネットを離れました。
私は、の理念=「ネット議員は、議員でなく代理人である」「どんな素人でも、周りのサポートがあれば誰でも役目を果たすことができる」を聞いて立候補を決めたので、についてしか考えることができませんが、実際に議会へ行けば、の理念=「やはり素人ではダメ。議員経験を積んで、政治的手腕のある人がいい」と思うようになるのでしょうか?

そもそも市民は、生活者ネットワークに何を求めているのだろう…もう一度考え直すために、定期刊行物「生活者通信」に寄せられる応援メッセージから、キーワードを集めてみました。
「女性の視点(地域・家庭・育児)」「命・食・農」「環境」
「地域政党」「地域から政治を変える」「足元から地道に」「Think global,Act local
「生活の中から社会を変える」「上からでなく下からの改革」「議会改革」
「市民主権」「市民参加」「市民の代理人」「市民自治」「多様性(共産党に対し)」
「庶民感覚」「弱者の目線」「生活者の常識」「小銭の重さを知っている」
「傲慢でない、威張っていない、先生にならない」
「政治を身近に」「政治を生活の道具に」「市民の政治離れを防ぐ」
「政治の素人化(プロ化に対し)」
「ともに生きる結びつき」「市民のネットワーク」「自治と共生の市民運動」

これらを見ると、市民の期待は、よりもなのかなと感じます。のような政党は、日本に他にない。ただ一つなのだから、この形を守って存在しつづける意義はあるのではないでしょうか。

今回、候補者比較などのサイトに原稿を求められて、思いつくままにいろいろ書きました。例えば…

◎選挙活動について。
議員報酬は年収1千万円と知って驚いた。そんなにもらえるなら、お金目当てで立候補し、当選後は議席にしがみつく人が出てもおかしくない(欧米では地方議員は兼業ででき、年収60万円くらいらしい)。
選挙活動にお金がかかるので仕方がないというなら、候補者が各自で広報費を使わなくてすむように、区がもっとしっかり候補者全員の広報をすればよい。(そもそも立候補者の資金力によって、できる選挙活動の量に差が出るのは不平等ではないか?)イメージポスターもポスティングチラシも名前連呼の選挙カーも、 議員報酬(=税金)の無駄である。

◎議場について。
初めて傍聴に行ってみて、議会はやはり密室っぽい、という印象を受けた。議場は区役所4階の一番奥にあり、傍聴席に入るのにチェックが必要(記名や荷物制限など)、席での発声や拍手の禁止、録音撮影禁止など、規則が多い。そもそも傍聴席が少なくて驚いた。
議会を市民の日常に近づけるためには、議場を1階にし、四方を防音ガラス張りにしたらどうだろう。そして内部の音声をスピーカーで外に流しておけば、通り がかりの人が誰でもちょっと足を止めて簡単に傍聴できる。皆でわいわい意見を言い合って傍聴することもできて楽しそうだ。テーマ別の委員会、陳情・請願を 受けての臨時議会であれば、なおのこと。本庁舎の改修を機に、ぜひ考えてもらいたい。

…こんな感じで、素朴な気付きを書いたら、「素人ならではの意見で貴重だ」などと言われたりもしました。8年ごとに、政治と縁のなかった「普通の人」が立候補するのは、議会改革につながるのかもしれません。

都内33の自治体ネットの集まりである「東京・生活者ネットワーク」も、なにより第一に市民自治を広げることを使命とし、これからもを追求していく、という姿勢を表明しています。

先日、世田谷ネットの総会があり、新しい役員が選出されて新体制がスタートしました。私は政策委員として、政策や予算要望をつくる会議に参加しています。

原発事故や暴走する政権のおかげ(?)で、行政をあてにするより市民で!という動きは今後もますます加速していくでしょう。そんな時代だからこその、生活者ネットワークになっていって欲しい。さらに透明性を上げ、市民参加を広げ、新しいアイディアを募り、面白い活動ができたらいいと思います。政治は生活の道具であるなら、生活者ネットも地域市民が使える便利な道具です。せっかくのこの仕組みを、作り支えてきた人たちに感謝して、これからも皆で有効に活用していけたら…!

強固で整然とした官僚制の要素のある組織ではなく、ゆるやかな横のつながりによる、ルーズな組織を志向しているネットワーク運動だから、いろいろな参加の形があって、楽しいですよ!あなたもぜひ、つながって下さいね。

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事務所は豪徳寺駅すぐそば。いつでも覗きに行こう、いろんな会議に参加してみよう(^^)/

(余談ですが、私が選挙事務所に借りていた場所が、その後、鎌仲ひとみさんの事務所になって、ちょっとうれしいな~♪

 

※写真は4月三軒茶屋にて、
来年夏にローテーション任期を終えられる都議の西崎光子さんと、
来年夏に参議院選に再挑戦するネット卒業生の大河原まさ子さんと